2017年01月23日
東レ、猫の慢性腎臓薬、製造販売承認取得
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:東レ

東レは23日、経口プロスタサイクリン(PG12)製剤ラプロスについて、猫の慢性腎臓病治療薬としての製造販売承認を取得したと発表した。今年4月から共立製薬(本社・東京都千代田区、高居隆章社長)を発売元として販売開始する。

ラプロスは、ベラプロストナトリウムを有効成分とする経口プロスタイクリン製剤で、血管内皮細胞保護作用、血管拡張作用、炎症性サイトカイン産生抑制作用及び抗血小板作用を有する。これらの薬理作用によって腎臓の虚血および低酸素状態を改善させると考えられており、腎機能の低下を抑制し臨床症状を改善させる。国内で「腎機能低下の抑制」を効能効果として承認取得したのは同剤が初めて。