2017年01月27日
日本海洋掘削、「ちきゅう」でメタンハイドレート調査開始
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

日本海洋掘削は、日本メタンハイドレート調査会社(東京都千代田区、石井正一社長)と、海洋研究開発機構所有のドリルシップ「ちきゅう」を使用する第2回メタンハイドレート海洋産出試験に関する掘削契約を締結したと発表した。

探査船「ちきゅう」は海底下7000メートルと世界最高の掘削能力をもつ国際深海科学掘削計画(JODP)の主力船。
操業海域は愛知県と三重県沖の第二渥美海丘で、約80日をかけて2坑を掘削しサンプルを堀り出す。受注金額は約28億円見込み。

メタンハイドレートはわが国近海に大量に存在する有効資源として期待が大きいが、世界的にもまだ生産手法が確立されていない。経産省は2001年(平成13年)、メタンハイドレー開発を促進するため官民学によるコンソーシャム「MH21」を立ち上げた。今回の掘削は同プロジェクトの一環として、独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構が実施しているもので、日本メタンハイドレート調査会社はそのオペレーターを委託されている。