2017年02月15日 |
角倉VEC会長「塩ビ樹脂需要 今年も堅調見通し」 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会 |
塩ビ工業・環境協会(VEC)の角倉護会長(カネカ社長)は15日の定例会見で、2017年の塩化ビニル樹脂(PVC)需要見通しについて「今年に入っても、昨年後半からの堅調な需要が続いている。昨年は輸出を含めて159万トンとわずかに160万トンに届かなかったが、今年は行くと思う。インド向けを中心に輸出市場も堅調だ」との見解を示した。とくに「昨年1年間の月平均出荷量は国内8万4000トン、輸出4万9000トンだつたが、今年1月はそれを上回っている」と指摘、好調持続の根拠とした。 同日、VECが発表したPVCと塩化ビニルモノマー(VCM)の1月の生産・出荷実績は次の通り。PVCの生産は15万3947トン、前年同月比4・2%増で4カ月連続の前年比プラス、国内出荷8万3564トン、同3・4%増で2カ月ぶりのプラスとなった。これを用途別にみると、主力のパイプなど硬質用が同5・8%増で3カ月ぶりのプラス、軟質用が同3・2%増で6カ月連続のプラスとなり、電線・その他用が同2・7%減で2カ月連続の前年割れとなった。輸出はインド向けが依然として好調なため4万9644トン、同15・5%増となった。出荷総計は13万3190トン、同7・6%増で2カ月連続のプラスとなった。 一方、VCMの生産は25万7581トン、同5.2%増で2カ月連続のプラス、国内出荷は15万9991トン、同3・3%増で2カ月連続のプラス、輸出は9万3341トン、同1・4%増で4カ月連続のプラスとなった。 ニュースリリース参照(1月実績) PVC http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1487133886.xls VCM http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1487133886.xls |