2017年02月16日
農水省、オランダと植物品種保護の審査協力で覚書
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:農林水産省

農林水産省は16日、オランダ政府当局との間で植物品種の保護に係る審査協力の覚書に署名したと発表した。
現在、「植物の新品種の保護に関する国際条約(UPOV)」に基づき、UPOV加盟国が出願品種の審査を行う際には、他国での審査結果を活用できることになっている。今回、農水省は、日本の植物品種の海外における品種登録を促進するため、同国との間で、日本での品種登録審査結果をオランダ審査当局に出願されている品種の審査のために無償で提供することに合意し覚書に署名した。
これに伴う審査期間の短縮による知的財産権保護の早期化、審査料低減により、早期の海外展開が実現し、日本の種苗や農産物の輸出拡大につながることが期待される。

なお、これまでに覚書署名したのは、オーストラリア、ブラジル、ニュージーランド、スイス、ベトナム、EU(欧州連合)、ロシア、ケニア、メキシコ、イスラエルの各国・地域で、オランダは11番目となる。