2017年02月27日
ソーラー社、CIS系薄膜太陽電池で世界最高19.2%
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:ソーラーフロンティア

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は27日、NEDOとソーラーフロンティアが、CIS系薄膜太陽電池サブモジュール(30cm角)で世界最高変換効率19・2%を達成したと発表した。光吸収層における製膜プロセスの改良やバッファ槽の変更等により達成された。NEDOが掲げる発電コスト目標2020年に1kWh当たり14円の実現に向けて大きく前進するものとなった。

太陽電池の変換効率向上は、発電コスト低減につながるため、世界各国の企業・研究機関で研究が盛んだ。今回、NEDOプロジェクト(高性能・高信頼性太陽光発電の発電コスト低減技術開発)で、ソーラー社がCIS系薄膜太陽電池サブモジュール(30cm角)で、世界最高変換効率19・2%を達成した。これと併せて、7cm×5cmサイズのCIS系薄膜太陽電池でも、世界最高変換効率19・8%を達成した。