2017年02月28日
経産省、1月の生産指数 化学工業3.5%の低下
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省が28日発表した、1月の鉱工業指数(2010年=100、季節調整済み)速報値は、生産が前月比0.8%低下の99.8、出荷は0.4%低下の98.5だった。在庫は0.0%と横ばい。

製造工業生産予測調査によると、2月は前年比3.5%の上昇、3月は同5.0%の低下と予測している。
基調判断は前月の「総じて見れば生産は持ち直しの動きがみられる」を据え置いた。

生産が上昇した業種は全15業種のうち電子部品・デバイス工業、プラスチック製品工業、パルプ・紙・紙加工の3業種のみで、自動車(輸送機械工業)、化学工業など12業種は前月比マイナスだった。

化学工業(除、医薬品)は、生産が前月比3.5%低下の96.2、出荷は1.9%低下の95.8、在庫0.1%上昇の102.7、在庫率は2.6%上昇の109.4だった。生産は昨年10月以来3カ月ぶり、出荷は同8月以来5カ月ぶりのマイナスとなった。

プラスチック製品工業は、生産が前月比0.9%上昇の101.7、出荷0.9%低下の99.3、在庫は0.5%低下の108.2、在庫率は0.6%低下の107.5だった。生産2カ月ぶりのプラス、出荷は4カ月ぶりのマイナスだった。