2017年03月01日
出光興産、大分地熱「バイナリー発電所」稼働入り
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:出光興産

出光興産は1日、100%子会社の出光大分地熱(本社:大分県九重町、竹中照雄社長)滝上事業所に世界最大級となるバイナリー発電所が完成し、同日、商業運転を開始したと発表した。発電容量は出力が5050キロワット、年間発電規模3100万キロワット。全量九州電力に供給する。

「バイナリー」とは、熱水と低沸点媒体の2つの流体を利用する発電方式のこと。従来の地熱発電では活用できなかった低温の蒸気・熱水での発電を可能にした。地熱発電は天候に左右されず安定的な電力供給が可能な再生可能エネルギーとして開発が注目されている。日本には世界の約10%の地熱資源が存在し、世界第3位のポテンシャルを有する。