2017年03月14日
三菱化学、ゼオライト膜で香り高い「日本酒」開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱化学

三菱化学は14日、酒造メーカーの清水清三郎商店(本社:三重県鈴鹿市、清水慎一郎社長)と共同で、ゼオライト膜を使い、うまみや香り、アルコール成分を濃縮した新タイプの日本酒を開発したと発表した。
アルコール度数30度。「concentration作 凝縮 H」として3月30日から発売する。

清水清三郎商店の純米酒「作 穂之智」を原料に、三菱化学のゼオライト膜「Konker」を使って水分だけ取り除きうまみや香りを2倍に濃縮した。世界初技術。

三菱化学は開発にあたり2014年1月に施行された産業競争力強化法の「グレーゾーン解消制度」に基づく照会を行い、財務、経産両省から「実験室内外での取り扱い」を認めるとの回答を得た。これにより酒造メーカーへのサンプル送付が可能となり、開発が加速した。

「concentration作 凝縮 H」は、内容量375mlで販売価格は5000円。
3月30日から東京・丸の内のパレスホテル東京B1、はせがわ酒店で売り出す。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1489469427.pdf