2000年08月17日 |
ポリオレフィンの出荷、フィルム用は樹脂別に差異 |
HDのパイプ用、LDの電線用等は引き続き成長 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
ポリオレフィン3樹脂の7月の国内向け出荷実績は、全て前年同月のほぼ横並びとなったが、品種別に見ると、各樹脂とも主力品種が軒並み前年割れとなっている点が目を引く。 LDPEの一般フィルム用品種は0.2%減、HDPEのフィルム用は6%減、PPの射出成形用は1%減となっている。ただし、これには今年7月の営業日数が前年同月より1日少なかったことも少なからず影響していると見られている。 もっともその反面、これら最大消費グレード以外の品種の中には依然として好調を維持しているものもある。LDPEのラミネート用の2%増、同樹脂の電線用の4%増、HDPEのパイプ用の21%増、PPのフィルム用の4%増--などが例として挙げられる。HDPEの射出成形用も11%増と好調であったが、これは前月の不調の反動と見られている。 |