2017年03月21日 |
第四次産業革命で日独協力「ハノーバー宣言」 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省は20日、ドイツ・ハノーバーで世耕経済産業大臣とツィプリス経済エネルギー大臣が会談し、第四次産業革命に関する日独協力の枠組みを定めた「ハノーバー宣言」に19日署名したと発表した。 ■ハノーバー宣言の概要 (1)IoT/インダストリー4.0に関するサイバーセキュリティ :サイバーセキュリティ関連の国際標準化に向けた議論を加速 (2)国際標準化 :IoT/インダストリー4.0に関する横断的モデルを2017年1月に日本からIEC(国際電気標準会議)に提案。国際標準化機関で日独がこの分野の標準づくりの議論を先導 (3)規制改革 :2016年のG7情報通信大臣会合で合意されたデータ流通原則の推進、OECDを活用したデータ流通原則の効果測定に関する協力 (4)中小企業支援 : ・日独のIoT活用に秀でた中小企業の相互訪問、知見共有の継続 ・日独の中小IoT企業連携を両国政府が資金面で支援 (5)研究開発 : ・産業技術総合研究所とドイツ人工知能研究所(DFKI)の人工知能分野における協力MOU締結 ・日独企業間の共同研究開発を両国政府が資金面で支援(日本側はNEDOが実施) (6)プラットフォーム :民間のIoT/インダストリー4.0の推進団体間の協力 (7)デジタル人材育成 :ものづくりを中心とした既存従業員のデジタルスキルの習得・スキル転換に向けた政策連携 (8)自動車産業 :自動車産業政策に関する協議の実施、充電インフラ協力に加え、自動運転、コネクテッドカー等の議論を開始 (9)情報通信分野の協力 |