2017年03月28日 |
日本触媒、米国ベンチャーSIRRUSを子会社化 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:日本触媒 |
日本触媒は28日、米国の化学技術ベンチャー、SURRUS Inc.(本社:米国オハイオ州)の全株式を取得し、完全子会社化することで同社株主と合意したと発表した。3月中に手続き完了の見込み。 SURRUS社は、反応性モノマーのジエチルメチレンマロネート(DEMM)とその各種誘導体の製造に独自技術を有する。 DEMMは低温重合性や低粘度、低臭気などユニークな特性を持ち、コーティング剤や接着剤などの分野で利用が見込まれる新規材料だが、その高い反応性のため大規模生産が困難だった。SURRUS社の技術はそれを可能にする。アクリル系モノマー技術との相乗効果も見込める。 日本触媒は今後、SURRUSと連携して早期市場参入を図る。2020年には100億円超の事業規模を目指す。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1490684133.pdf |