2017年03月30日
武田薬品、多発性骨髄腫剤の製造販売 承認取得
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:武田薬品工業

武田薬品工業は30日、多発性骨髄腫治療剤「ニンラーロ カプセル」(一般名:イキサゾミブクエン酸エステル、開発コード:MLN9708)について、同日厚生労働省から製造販売承認を取得したと発表した。同剤は、レナリドミド及びデキサメタゾンとの併用において、再発または難治性の多発性骨髄腫に対して承認を取得した日本で初めての経口プロテアソーム阻害剤。昨年7月に製造販売承認申請を行っていた。
多発性骨髄腫は、形質細胞がんで、骨髄が病巣となる。新規に発症する患者数は全世界で年間11万4000人、日本での総患者数は約1万8000人と推定されている。