越智仁社長

4月1日付で三菱グループ3社（三菱化学、三菱レイヨン、三菱樹脂）の統合新社「三菱ケミカル株式会社」が発足した。資本金532億2,900万円、売上高2兆8,000億円、連結従業員数41,600人と、わが国では断トツの化学企業誕生となった。
越智仁社長は開業初日の3日、「皆さんとともに改めて三菱ケミカルの大いなる“夢と成長”を誓い合いたい」と、全社員に向けてメッセージを送った。この中で新会社が目指すものとして（1）「成長」を自ら生み出す（2）新技術を活用した新事業、競争力の創出（3）働き方改革の3つを挙げた。
また、理念として掲げる「KAITEKI（快適）」実現のための中核的な活動として「UP！20」をスタートする。健康経営による働き方改革を進める中で業務を効率化し、生産性と創造性を高め、コア営業利益およびROIC（投下資本利益率）向上を図る。2020年度までに「20％の生産性向上・資産の効率化」を目指す、と説いた。

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