2017年04月04日
凸版印刷、強酸・強アルカリ向け「超高耐性包材」開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:凸版印刷

凸版印刷は4日、強酸性や強アルカリ性の内容物に対する耐性を備えた軟包材「超高耐性包材」を開発したと発表した。近くサンプル出荷を開始する。パウチ化が困難とされてきた漂白剤や殺菌剤向けに、ガラス瓶や缶に代替する容器として市場開拓していく。10月から本格販売開始の予定だ。

これまで展開してきた香料やアルコールなどへの耐性をもつ「高耐性包材」を改良した。特殊なラミネート技術を用いてより刺激の強い内容物への耐性を持つ包材を開発した。パウチ化により従来のガラス瓶や缶、プラスチック容器などと比べて減容化となり資材管理の省スペース化、輸送効率の向上を実現した。使用後は折りたたむことができるため廃棄性にも優れる。2020年度に約4億円の売上を目指す。

4月5日~7日、東京ビッグサイトで開催される「第8回高機能フィルム展」に出展する。