2017年04月10日 |
ダイセル、阪大と「衝撃科学」共同研究で講座 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:ダイセル |
ダイセルは10日、大阪大学と高エネルギー体が発する「衝撃現象」の根本原理とその利用技術を共同開発するため衝撃科学共同研究講座を開設したと発表した。2016年に開始した「高速エネルギー治療学」に続き同社2つ目の共同研究講座となる。 ダイセルは、高エネルギー体を用いた火工品の開発や生産・安全技術に豊富な実績を有し、自動車エアバッグ用インフレータ(ガス発生装置)など、安全・安心につながるモノづくりを手がける。これらの製品の最大のポイントは、千分の一秒の間に起こる衝撃現象の制御にある。また、この衝撃現象から、今までにない新しい物質が生成されるなど多くの可能性がある。 ダイセルの原理解明、利用技術開発のニーズと、大阪大学の幅広い学際融合研究のシーズを融合させて、同大学大学院基礎工学研究科に衝撃科学共同研究講座を立ち上げた。 研究課題として次の2点を挙げている。 (1)衝撃現象などを利用した新規材料の創製とそのメカニズムの解明 (2)衝撃由来の物理的作用をシミュレーションする技術の開発と、新規投与デバイスに関する基礎的学理の解明 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1491814216.doc |