2000年08月15日
ポリプラスチックス、富士のLCP2,000トン増設が間もなく完工
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:ポリプラスチックス

 ポリプラスチックスは富士工場で進めていたLCP(液晶ポリマー)年産2,000トン設備の増設工事が予定通り9月にも完工、試運転を経て今秋から商業運転を開始する。また米国ではティコナが2002年2月完成をめどに5,300トンの増強を進めている。
 今回の増強計画は、パソコン用コネクターを初めとした需要の拡大に対応するもの。間もなく完成する2,000トン設備は、既存設備に比べ品質が高く、また耐熱性や機械特性などの物性面でも広範なグレードを生産することができる。この結果、ポリプラスチックスのLCPニートレジン生産能力は年産4,800トンに拡大、コンパウンドベースでは年産4,200トンから7,200トンに拡大する。
 一方、同社の親会社であるティコナは、既存のリアクター2基を新たに建設する3基のリアクターに切り替えることにより、2002年2月をめどにニーとポリマー生産能力を5,300トン増強、8,500トンに拡大する。
 日米両拠点の計画の完成により、ティコナグループのLCPニートポリマー生産能力は1万3,300トン体制に拡大する。