2017年04月17日
3月可塑剤需給、ようやく本調子 2カ月連続プラス
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:可塑剤工業会

可塑剤工業会は17日、3月の需給実績を発表した。生産は前年比9.9%増と2カ月連続のプラス。国内出荷も13.1%増加し回復軌道に乗った形となった。「出荷はフタル酸系のDINPが増えています。電線向けや床材、壁紙など建材分野が好調なことを示しています。全体的に見てようやく本調子に戻った感じがしますが、塩ビ樹脂の好調が背景にあります」(工業会)と、業界はホッとした表情だ。
1~3月(1Q)計出荷は前年同期比14%のプラス。うちDINPは27%の大幅増加を見せた。

【3月の可塑剤需給実績】(単位:トン)カッコ内は前年同月比%
<生産>
■フタル酸系
◇合計    21,983 (109.9)
・DOP    10,422(115.5)
・DBP       68(81.9)
・DIDP    1,419(ー)
・DINP    8,659(88.0)
・その他   1,415(134.9)
■アジピン酸系
◇生産計   1,672(103.0)

<出荷(国内)>
■フタル酸系
◇合計    20,642 (113.1)
・DOP     11,143(107.3)
・DBP        75(68.2)
・DIDP      271(96.4)
・DINP     8,301(125.6)
・その他     852(97.4)
■アジピン酸系
◇出荷計   1,607 (103.6)

【2017年1~3月計・国内出荷】
◇合計    58,150 (114)
・DOP     31,260(106)
・DBP       228(85)
・DIDP      685(94)
・DINP     23,742(127)
・その他    2,235(109)


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1492482679.pdf