2017年04月19日 |
3月のPS国内出荷、値上げ控えて5カ月連続増 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会は18日、3月のポリスチレン(PS)及びスチレンモノマー(SM)の生産・出荷実績を発表した。PSの生産は5万7257トン、前年同月比15%増で4カ月ぶりにプラスに転じた。国内出荷は5万7710トン、同7%増で5カ月連続のプラスとなった。これについて、同日に記者会見した森幸博・日本スチレン工業会会長(PSジャパン社長)は、「PS各社が4月の値上げ実施を3月に公表したため、発注が増加したとみられる」と説明しており、その反動が4-5月に表面化する可能性が強い。用途別にみると、主力の包装用をはじめフォームスチレン(FS)用、電機・工業用が前年比プラスだったが、雑賀・産業用だけが前年割れとなった。 輸出は3346トン、同39%増で2カ月連続のプラスとなった。その結果、出荷計は6万1056トン、同8%増で3カ月連続のプラスとなった。 一方、SMの生産は14万7444トン、同14%増で2カ月連続のプラス、国内出荷は10万7825トン、同14%増で3カ月連続のプラス、輸出が4万4061トン、同15%減となった。この結果、出荷計は15万1886トン、同4%増で2カ月連続のプラスとなった。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1492554052.pdf |