2017年04月21日
NEDO、バイオジェット燃料 本格開発へ
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:NEDO

NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)は21日、微細藻類や木くず由来のバイオジェット燃料を一貫製造するプロセスの技術開発プロジェクト(委託事業)に着手すると発表した。

この技術開発では、10,000m2規模の微細藻類の培養設備を構築するなどパイロット規模で検証試験を行い、安定的な長期連続運転や製造コストの低減などの実現可能性を検証する。2030年をめどにバイオジェット燃料製造の商用化を目指す。このNEDOバイオジェット燃料生産技術開発プロジェクトは、事業期間が2017年度から2020年度の4年間で、NEDOは2017年度予算に6億6000万円を組み込む。

今回の採択したテーマと委託先は次の通り。
▽高速増殖型ポリツオコッカスを使ったバイオジェット燃料生産一貫プロセスの開発(委託先 :IHI、神戸大学)
▽高性能噴流床ガス化とFT合成によるバイオジェット燃料製造パイロットプラントの研究開発(委託先 :三菱日立パワーシステムズ、中部電力、東洋エンジニアリング、宇宙航空研究開発機構)