2017年04月26日
日本ポリプロ、五井に15万トンのポリプロ設備新設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日本ポリプロ

日本ポリプロ(本社:東京都千代田区、宮坂正之社長)は26日、五井工場(千葉県市原市)に年産15万トンのポリプロピレン製造設備を新設すると発表した。JNC石油化学の五井工場内に約90億円をかけて建設する。2019年10月営業運転開始の予定。
同社は今年3月、同工場内のPPプラント3系列のうち1系列(年産11万6,000トン)を停止しており、今回はS&Bによる新設となる。同社の現有PP生産能力は鹿島(三菱ケミカル)55万6,000トン、五井(JNC)13万5,000トン、四日市(JNC)8万トン、水島(三菱ケミカル)10万トンの計87万1,000トン。新設備完成後は年産102万1,000トンと、再びプライムポリマー(97万3000トン)を抜いて国内トップメーカーとなる。

ポリプロピレンをめぐるの事業環境は、アジア各地で新増設計画があり、汎用品を中心になお国際競争激化が続いているが、日本ポリプロは自社技術(HORIZONE法)による設備新鋭化でプラント競争力の強化と、機能性ポリプロピレンの拡充を図り対応していく方針だ。

(参考)
<我が国のポリプロピレン各社別生産能力>(経産省調べ:2016年12月末現在)単位:千トン/年
◇サンアロマー :408
◇住友化学   :307
◇徳山ポリプロ :200
◇日本ポリプロ :986
◇プライムポリマー:973
◇合 計    :2,874


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1493180412.pdf