2017年04月27日
住商、ブラジルで水処理事業に参画
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友商事

住友商事がブラジルで水処理や海水淡水化事業に乗り出す。カナダのファンドと共同でオデブレヒト・アンビエンタル社が有する在ブラジルの上下水道や産業用水処理事業26社の株式の70%を取得し、現地水事業に参画したと発表した。同社の出資額は約250百万円ドルで間接持分比率は14%。

ブラジルの上下水道普及率は、上水道が83%、下水道は50%にとどまっている。水事業の民営化率は10%程度で、政府は積極的に民間資本を導入する方針だ。住商は英国で上下水道事業会社に50%出資し、中国でも上下水処理場の運営にかかわっている。これらのノウハウを活用しブラジルで上下水処理や海水淡水化など安定的な水供給サービス事業に取り組む。