2017年04月28日
経産省、3月鉱工業指数、化学工業出荷2カ月連続上昇
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省が28日発表した3月の鉱工業指数(2010年=100、季節調整済み)速報値によると、生産は前月比2.1%低下の99.6、出荷は1.1%低下の98.1だった。在庫は1.6%上昇の109.8となった。

製造工業生産予測調査によると、4月は前月比8.9%の上昇、5月は同3.8%の低下を予測している。
基調判断は「総じて見れば生産は持ち直しの動きがみられる」を据え置いた。

生産が上昇した業種は、パルプ・紙、情報通信、非鉄金属など15業種中4業種、低下した業種は生産用・業務用機械工業、輸送機械工業、化学工業、プラスチック製品工業など11業種だった。

化学工業(除、医薬品)は、生産が前月比0.4%低下の101.7、出荷は0.2%上昇の96.1、在庫2.4%増の104.8、在庫率は0.8%低下の110.9だった。生産は2カ月ぶりの減少、出荷は2カ月連続のプラスとなった。

プラスチック製品工業は、生産が前月比0.9%低下の99.5、出荷1.5%低下の96.7、在庫は1.2%上昇の109.9、在庫率は0.6%上昇の111.2となった。生産、出荷とも2カ月ぶりの低下、出荷は3カ月連続の上昇となった。