2017年05月10日
昭和電工、高純度アルミ箔、中国拠点増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:昭和電工

昭和電工は10日、アルミ電解コンデンサーの主要材料である高純度アルミ箔の中国での生産能力増強を決めたと発表した。昭和電工アルミ(南通)有限公司(SDAN)の生産能力を現有月産600トンから800トンに増強する。2017年11月からの稼働開始を目指す。

アルミ電解コンデンサーは家電製品からIT機器、電気自動車やハイブリッド車、太陽光発電などの新エネルギー分野まで幅広い用途を持ち、特に今後は環境・エネルギー分野を中心に需要の伸長が見込まれている。

SDANは、昭和電工の堺事業所から中間製品の供給を受け現地ユーザー向けに最終加工を行っている。中国では近年太陽光発電向けに加えて生産の自動化を目的とした産業機器や自動車の電装化を背景に市場拡大が進んでいる。このため生産体制を強化し、新たな需要を取り込んでいくことにした。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1494398428.pdf