2017年05月16日
東洋エンジ、新型省エネ蒸留システムで米コークと提携
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東洋エンジニアリング

東洋エンジニアリングは16日、独自開発の省エネ蒸留システム「SUPERHIDIC」の欧州・中東市場向け販売を促進することで米国コークグリッチ社と契約締結したと発表した。

「SUPERHIDIC」は、蒸留プラント内の熱交換を最適化することで外部からのエネルギー投入を抑える省エネルギー型蒸留システム。東洋エンジと産業技術総合研究所が特許を共同保有している。昨年、世界で初めて丸善石油化学・千葉工場のアルコール・ケトン装置にプラントが完成し、50%以上の省エネ効果を確認済みだ。

コークグリッチは米国カンザス州ウィチタに本社を置くコークケミカルテクノロジーグループの傘下会社。石油精製、石油化学、ガス処理プロセスに必要な蒸留装置内の充填物、塔内トレイ製品などを製造する世界トップメーカー。東洋エンジニアリングは今回同社とパートナーシップ契約を締結したことで、さらなる市場展開拡大を目指す。