2017年05月17日 |
三菱ケミとNIMS、中国の赤色蛍光体係争で勝訴 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:物質・材料研究機構、三菱ケミカル |
三菱ケミカルと国立研究開発法人 物質・材料研究機構(NIMS)は17日、両者が共有するLED用赤色蛍光体の中国特許について、中国特許復審委員会が同国の英特美光電(蘇州)有限公司が請求していた無効審判請求を全面的に退け、日本側特許の有効性を認める審決を下したと発表した。三菱ケミカル側は5月10日付で審査決定書を受領した。 一方、三菱ケミカルは2015年1月、中国の英特美光電(蘇州)有限公司と販売代理店など3社を相手取り、蛍光体製品の生産および販売等の侵害行為の差し止めと損害賠償を求める訴訟を深セン市中級人民法院に提起しており現在審理中。今回、同特許の有効性が認められたことから、今後同訴訟の迅速な進行が期待できるとしている。 |