2017年05月19日 |
NEDO、フェロコークス活用製銑プロセス開発着手 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:NEDO |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は19日、一般炭と低品位鉄鉱石からつくられるフェロコークスを活用した省エネ効果とCO2削減効果の大きい製銑プロセスの技術開発に着手すると発表した。 フェロコークス製造量1日当たり300トン規模の中規模製造設備の実証研究を経て、フェロコークス製造技術を確立し、2022年頃までに製銑プロセスのエネルギー消費量10%削減を目指す。 鉄鋼業は国内の産業部門の中でCO2排出量の約44%、国全体の約14%を占める最大のCO2排出業種で、とくにエネルギー使用量とCO2排出量の多い高炉法製鉄プロセスでは抜本的な省エネ化とCO2排出削減が求められている。 今回のフェロコークスを活用製銑プロセスの技術開発プロジェクトでは、「中規模設備での製造技術実証」、「一般炭、低品位原料使用時の製造技術実証」、「実高炉でのフェロコークス長期使用、効果検証」、「新バインダー強度発現実証」、「フェロコークス導入効果の検証」を実施する。 プロジェクトは2017年度から21年度まで5カ年計画、総額201億円の予算を見込む。 |