2000年08月10日
バイエル、上半期グループ業績は7.1%増収/営業利益40%増
【カテゴリー】:人事/決算
【関連企業・団体】:バイエル

 バイエルはドイツ現地時間の10日、上半期のグループ業績を発表した。売上高は前年同期比7.1%増の152億3,800万ユーロだが、昨年上場したアグファ・ゲバルトグループやダイスター、エルトエールヘミーの売上げを除くと、147億5,000万ユーロと22%増加したことになる。
 同社のCEOであるマンフレッド・シュナイダー博士は、「事業環境は上向き傾向を維持している」として、全ての事業部門が2桁の販売増となったことを強調、通期の業績も期待できるとの見通しを語った。さらに「今後も売上げ、利益ともに2桁の成長を予想している。この成長が、我々が潜在的な需要増の可能性を見込んでいるヘルスケア部門によるものであることを期待する」と続けた。また業績好調の背景として、世界的に経済状態が好調であったことを挙げ、「米国とアジア地域における安定した需要と、欧州における景気回復が合わさったものである」と分析、グループのネットインカムは10億ユーロであったものの、アグファ上場の効果を除くと営業収入が40%増加したことを強調した。
 なお、事業分野別の売上高(アグファなどの影響を除く)を見ると、ヘルスケアは20.7%増、農業は20.1%増となったほか、樹脂は27.3%増、化学品は17.5%増を記録した。
 バイエルグループの業績の詳細は同社のhttp://www.investor.bayer.com/publikationen/aktionaersbrief_2q2000/aktionaersbrief_2q2000_en.html" target=_blank>ホームページで見ることができる。