2000年08月10日 |
L-L一般フィルムの出荷、今年上期も着実な伸び |
LーL化率は38.5%の高率に |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:日本ポリオレフィン、日本ポリオレフィンフィルム工業組合 |
日本ポリオレフィンフィルム工業組合の集計によると、同組合加盟約230社の今年上期のポリオレフィン・インフレーションフィルムの総出荷量は40万7,801トンとなった。 前年同期比は99・7%である。LDPEフィルムは27万2,345トンで同100.9%と健闘したが、HDPEフィルムが11万7,474トンで同97.9%、IPPが1万7,982トンで同93.7%とともに不振であった。 ただし、LDPEの中のL-LDPE製フィルムは引き続き着実な伸びを遂げている。一般包装用が9万5,144トンで同103.2%、農業用が1万8,250トンで同98.3%、合計11万3,394トンで同102.3%となっている。メーンの一般包装用が好調を持続している点が注目される。LDPE製一般包装用フィルムの中に占めるL-LDPE製品の比率、いわゆるL-L化率は38.5%に達している。 ポリオレフィン・インフレーションフィルムのうちのPEフィルムの今年上期の品種別出荷実績は次の通り。かっこ内は前年同期比。 ▽LDPEフィルム=一般包装用24万6,915トン(101.6%)、農業用2万5,430トン(95.1%)、合計27万2,345トン(100.9%)。 ▽HDPEフィルム=一般用3万7,131トン(103.0%)、強化極薄用8万343トン(95.8%)。 |