2017年05月31日
エーザイ、新規抗マラリア薬 米ブロード研と共同研究
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:エーザイ

エーザイは31日、マサチューセッツ工科大学とハーバード大学との共同研究施設である米国ブロード研究所(マサチューセッツ州)との間で、2016年に共同研究チームが見出した創薬ターゲットに基づく新規抗マラリア薬開発に向けて、新たな共同研究契約を締結したと発表した。
エーザイとブロード研究所の抗マラリア薬の共同研究プログラムは、2014年9月に締結した契約により開始され、ブロード研究所のライブラリーからスクリーニングされた一連の化合物から、有望な候補化合物群を見出し、最適化した。これら候補化合物群は、既存の抗マラリア薬の作用機序とは全く異なるタンパク質合成酵素阻害作用を持ち、試験管内および動物感染モデルを使った実験で、血液期、肝臓期および伝播期のマラリア原虫に対して、強い活性を示していた。