2017年06月02日 |
「16年度エネルギー白書」閣議決定 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省は2日、2016年度のエネルギーに関する年次報告(エネルギー白書)が閣議決定したと発表した。 (1)エネルギーを巡る状況と主な対策(2)エネルギー動向データ(3)16年度に講じた施策ーの3部構成。このうち「エネルギー政策の新たな展開」として、エネルギーセキュリティの強化策をあげ、在来型の石油、天然ガスのほかメタンハイドレート、海底熱水鉱床など国内資源の採鉱、生産技術開発をさらに進めると強調した。 メタンハイドレートは2013~15年度に実施した資源量把握に向けた調査結果を16年9月に公表したが、今後は回収技術に関する調査研究や、表層型メタンハイドレートの分布、形態の特徴、周辺の地盤特性等を解明するための調査を急ぐ方針だ。 海底熱水鉱床については、海底の鉱石を掘削する採鉱技術について、14年度に世界初の採掘試験の実海域試験に成功した。16年度には1600mの海底から鉱石と水を船上に揚げるための水中ポンプを製作。18年度には世界初となる採鉱・揚鉱パイロット試験を実施する予定となっている。 ニュースリリース 「エネルギー白書」閣議決定 http://www.meti.go.jp/press/2017/06/20170602001/20170602001-1.pdf 「エネルギー白書」の概要 http://www.meti.go.jp/press/2017/06/20170602001/20170602001-2.pdf |