2017年06月20日 |
九大など、敗血症とミトコンドリア機能解明 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:九州大学 |
九州大学大学院の康東天教授(医学研究院)とLSIメディエンスの佐々木勝彦氏らの研究グループは20日、大腸菌の壁構成成分の一つであるリポ多糖(LPS)により免疫細胞から産生される炎症性サイトカインの一つ、インターロイキン6の量がミトコンドリアの特定の機能により調節されていることを明らかにしたと発表した。 さらにマウスの敗血症モデルを用いて調べた結果、生存率が低下することを見出した。 敗血症は世界で1800万人が罹患し、先進国でも死亡率が30%程度と高いことで知られている。 今回の研究は敗血症薬開発に新たな道筋を開いたと期待される。 同研究成果はCell誌らによる新規オープンアクセス誌「EBio Medicine」に公開された。 |