2017年06月21日 |
千代田、浮体式LNG発電進出へ、米国船級協会承認 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:千代田化工建設 |
千代田化工建設は21日、同社の有するLNG気化技術及び中古LNG船を活用したFloating LNG PowerPlantを開発し、アメリカ船級協会(ABS)からAIP(原則承認)を取得したと発表した。 同社はEPCコントラクターとして国内LNG(液化天然ガス)受入基地建設でトップシェアを維持、LNG液化設備でも過去10年間で世界シェアの40%を占めるなど、多くの実績を持つ。さらに今回、浮体式LNG発電分野に進出しようと、Floating LNG PowerPlantの概念設計を行った。 同社によると、Floating LNG PowerPlantには以下の長所がある。 (1)余剰となったLNG船に小中規模の発電設備を設置してFloating LNG PowerPlantに改造し、低コスト・短期間で発電設備を提供することができる。 (2)電力を直接陸側に供給することで、陸上のインフラ整備、島嶼などの遠隔地に発電設備として提供できる。 天然ガスは環境にやさしいクリーンエネルギーとしてこのところ需要が伸長している。 同社は今回開発したFloating LNG PowerPlantを、今後事業戦略の1つとして展開していく方針だ。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1498030416.pdf |