2017年06月23日 |
横浜ゴム、中国での生態系保護プロジェクト 政府が認定 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:横浜ゴム |
横浜ゴムは22日、中国の事業統括会社が支援する生態系保護プロジェクトが、中国国務院から国情調査の対象に認定され、本格的調査が行われたと発表した。調査は国連開発計画、中国社会科学院、環境NGO「麗江健康環境研究センター」によって行われ、プロジェクトの進捗を確認した。国情調査は中国の政策決定に重要な役割を果たす調査で、今回は中国において最も環境保護の成功が見込めるプロジェクトとして調査対象に認定された。 横浜ゴムグループが支援してきた生態系保護プロジェクトとは、雲南省麗江市老君山自然保護区内の山村の経済を森林伐採依存から農畜産物生産中心に転換させるという活動。横浜グループは同プロジェクトに賛同し、農畜産物生産への転換に必要な融資を行う「村バンク」の設立、蜂蜜採取や葡萄栽培などに必要な設備の寄贈、農畜産物の販売組織立ち上げ、子供の教育支援など、住民が自らの生産物を収益に変える仕組みを整備してきた。 2017年5月現在、河源村では45%、黎光村では62%の世帯が「村バンク」融資で起業し、両村計約9,231ヘクタールの森林が保護されている。現地住民の経済的自立と森林保護を両立させる、こうした取り組みが評価された。 ニュースリリース参照 http://www.y-yokohama.com/release/pdf/2017062213mg001.pdf |