2017年06月28日 |
NEDO、電極触媒の観測法開発、燃料電池向上へ |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:NEDO |
NEDOは28日、大学共同利用機関、自然科学研究機構(機構長、佐藤勝彦東大名誉教授)分子科学研究所が、NEDOプロジェクトで硬X線による大気圧下での光電子分光測定方法の開発に世界で初めて成功したと発表した。 この方法を活用することで、燃料電池性能を大きく左右する電極触媒について、実際に電池が作動する大気圧下での挙動観測が可能となる。 今後、電極触媒の反応や劣化メカニズムの高精密な観測が行われ、その知見を触媒開発にフィードバックすることで、燃料電池の高機能化を大きく推進し、燃料電池自動車(FCV)の本格普及に向けた課題解決や、家庭用燃料電池のさらなる導入拡大に貢献できるとしている。 |