2017年07月06日 |
京大と東ソー、芳香族ニトロとホウ素化合物で新反応 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:東ソー、京都大学 |
科学技術振興機構(JST)は6日、京都大学大学院の中尾佳亮教授(工学研究科)および東ソー・宮崎高則主任研究員らの研究グループが、芳香族ニトロ化合物と有機ホウ素化合物をカップリングさせる画期的な新反応の開発に成功したと発表した。従来法(芳香族ハロゲン化合物)と比べて、工業的にもより入手しやすい芳香族ニトロ化合物を用いることが初めて可能となった。医薬、農薬、液晶、有機EL材料分野で効率的・安価な製造プロセスに応用されることが期待される。 文科省の科学研究費助成事業やJST戦略創造研究推進事業などの支援を受けた。 同研究成果は、米国化学会誌「Journal of the American Chemical Society」7月5日付オンライン版に公開された。 ニュースリリース http://www.jst.go.jp/pr/announce/20170706-3/index.html |