2017年07月07日 |
京大、光合成でCO2とアンモニア合成ガス創生 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:京都大学 |
京都大学の田中庸裕教授(工学研究科)らの研究グループは7日、アンモニアを電子源として二酸化炭素(CO2)を光還元し、一酸化炭素(CO)を取り出す反応に高い活性を示す光触媒群を発見したと発表した。 CO2を光還元する場合には同時に水も光還元されるが、今回発見した触媒を用いると、水の光還元はほとんど進行せず、CO2から一酸化炭素のみを得ることができる。アンモニアからは無害な窒素のみが生成するため、常温・常圧条件下で水素とCOの合成ガスを容易に得る方法として期待できる。 同研究成果は英国王立化学会の機関誌「Chemical Science」オンライン版(6月19日付)に掲載された。 |