2017年07月19日 |
PVCの生産・出荷好調続く 上半期3.6%増 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会 |
パイプやフィルム向けなどに塩ビ樹脂の需要が好調だ。塩ビ工業・環境協会(VEC)は19日、6月の生産・出荷実績を発表したが、生産は前年比26.4%の増加、出荷同10.3%の増加と、好調だった昨年実績をさらに上回った。 上期(1~6月)で見ると生産807.8千トンで前年同期比103.6%、輸出を含めた出荷量は800・千トンで同103.4%となっており、年間ベースで前年生産量(1,616.6千トン)をどれだけ超えるかが早くも話題となっている。 出荷内訳ではパイプ向けとなる硬質用の需要回復が大きい。今年1月から6カ月連続で前年同月を上回っており、上期合計は278.5千トンで107.0%と大幅増加した。「一般住宅というより、公共投資関連の復活のほうが影響として大きい」と業界では分析している。 昨年好調だった輸出はどうか。上期で比較すると昨年の282.6千トンに対して今年は288.7千トンで102.1%とまだ昨年を上回っている。だが、月単位で見れば今年は4月以降連続前年比マイナスだ。中国以上に大きなウェイトを占めていたインド向け輸出が続くのかどうかがポイントになりそうだ。 (注)PVC、VCMの生産出荷実績はニュースリリースにあります。 ニュースリリース参照 塩ビ樹脂 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1500442405.xls 塩ビモノマー http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1500442405.xls |