2017年07月21日 |
塩ビ管・出荷好調、背景に樹脂値上げも |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:塩化ビニル菅・継手協会 |
塩化ビニル管の需給回復が本格化したようだ。塩ビ管・継手協会が発表した6月の実績によると生産、出荷ともに4月以降3カ月連続の前年比プラス。対前年伸び率も出荷でみると4月の112.1%から5月119.7%、6月116.0%と、いずれも2けた台の増大。業界筋では「樹脂値上げが進み、パイプも上がりそうだということで先行発注が増えているようです。どこまでが実需か、つかみにくいところがあります」という一方、「ここにきて一般住宅やホテルなどの建設が増えてきた。オリンピックを控えて上下水道管の建て替えや都市部の無電柱化も始まっています。災害復旧向けもあります。下期以降の官公需がどうかというころです」。長い低迷から抜けてホッとした表情だ。 【塩ビ管・継手6月実績】単位:トン ( )前年比% <塩ビ管> ◇生産 25,670(118.3) ◇出荷 25,571(116.0) ◇在庫 44,331(83.4) <継手> ◇生産 2,449(101.6) ◇出荷 2,614(109.6) ◇在庫 8,322(76.4) |