2017年07月21日
アステラス製薬の骨髄性白血病薬、FDAが希用薬指定
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:アステラス製薬

アステラス製薬は21日、現在開発中の選択的FLT3/AXL阻害剤「ギルテリチニブ」が急性骨髄性白血病(AML)治療薬として米国食品医薬品局(FDA)からオーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)の指定を受けたと発表した。

オーファンドラッグとは、医療上必要性が高いにもかかわらず患者数が少ない医薬品のこと。米国では患者が20万人未満が指定対象になるとされている。AMLは血液と骨髄に影響を及ぼし高齢者で多く罹患するがんで、米国がん協会によると、2016年には米国で約21,000人が新たにAMLと診断され、約10,600人が死亡している。