2017年07月24日 |
旭化成、シンガポールでS-SBR増強、内外27万トン体制 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭化成 |
旭化成は24日、シンガポールで低燃費タイヤ向け溶液重合法スチレンブタジエンゴム(SーSBR)の生産能力を増大すると発表した。ジュロン島の工場(Asahi Kasei Synthetic Robber Singapore社)の生産能力を現有年産10万トンから3万トン増やし2系列計13万トンに拡大する。稼働開始は2019年1月の予定。投資額は非公開。 同社のSーSBRは自社開発の連続重合プロセス。タイヤの低燃費性とブレーキ性能を高次元でバランスさせ、耐摩耗性や走行安定性も実現したとして評価された。 新興国でのモータリゼーション進展によるタイヤ生産の増大や、世界的なタイヤに対する環境規制強化などを背景に、このところ低燃費タイヤの需要が急速に拡大しており、今後も高い成長が見込まれている。 同社は現在、川崎に年産10万5,000トン、大分に3万5,000トンのSーSBR生産設備を持つ。シンガポールの増設完了後は年産27万トンと世界トップシェアの地位をさらに固める。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1500865859.pdf |