2017年07月27日
千代田など4社、水素の国際間サプライチェーン実証へ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:千代田化工建設

千代田化工建設、三菱商事、三井物産、日本郵船の4社は27日、水素の国際間サプライチェーンの実証に着手するため「次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合」(AHEAD)を設立したと発表した。NEDOプロジェクトである「水素社会構築技術開発事業/大規模水素エネルギー利用技術開発」の補助受けた「有機ケミカルハイドライド法による未利用エネルギー由来水素サプライチェーン実証」として実施する。

次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合は、横浜市西区の千代田化工建設本社内に本部を設置。理事長は千代田化工建設水素チェーン事業連携推進ユニットGMの遠藤英樹氏が就任。2019年までに千代田が開発したSPERA水素技術を用いて、ブルネイ・ダルサラーム国に水素化プラント、川崎市臨海部に脱水素プラントを建設。20年にはブルネイで調達した水素を常温・常圧下で液体の形で日本へ海上輸送し、川崎市臨海部で気体の水素に戻して需要家に供給する、国際間の水素サプライチェーン事業を実証する。年間最大210トン(燃料電池車フル充填約4万台分)の水素を供給する計画だ。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1501141588.pdf