聴き入る受講者たち

石油化学工業協会は21日、三菱ケミカル四日市事業所で2009年以来17回目となる「事故事例巡回セミナー」を開催し、周辺工場から駆けつけた受講者たちに改めて安全対策の徹底を呼びかけた。

講師は、岡田俊彦・元ヴイテック社長と、桧垣昌司・太陽石油四国事業所環境安全部長の両氏。
岡田氏は「安全は愛、愛は思いやり」と題し、事故防止の上で大切なことは何かを説いた。自身がこれまでに歩いてきた道を振り返りながら「危険を予知するためには潜在意識を鍛えること、毎日気持よく仕事してほしい」と力を込めた。
桧垣氏は「自己の風化防止」をテーマに、ビデオを使いながら事故の恐ろしさを生々しく伝えるとともに、工場管理者の証言なども交えて、安全への思いや取り組み方などを説明した。安全管理と環境対策、品質のマネジメントを両輪とした組織体制にしたことなども紹介した。

ベテランの元経営者と現役で活躍中の両氏の説得力のある講演に、集まった14企業約80人の受講者たちは、それぞれ安全へ誓いを新たにしていた。

ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1501224768.docx

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