2017年08月04日 |
旭化成、米国ZOLL社の特許係争に陪審審決 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭化成 |
旭化成は4日、米国子会社のZOLL社がPhilips側2社と係争していた、ZOLL社製品(除細動器製品)をめぐる特許権侵害問題で、同日、米国マサチューセッツ州地区連邦地方裁判所から陪審評決が出たと発表した。 ZOLL社は2010年6月、Philips2社(オランダ社と北米社)からZOLL社製品の除細動器が一部Philipsの特許を侵害しているとしてマサチューセッツ州地区連邦地方裁判所に訴訟提起された。またZOLL側も同年7月、Philipsの一部の除細動器製品がZOLL社の特許権を侵害しているとして同裁判所に訴訟を起こした。 同裁判所では、双方の損害額について陪審員による事実審査を行った結果、8月3日(米国東部時間)以下の通り陪審評決があった。 (1)PhilipsがZOLL社に対して支払う損害賠償額 :3・3百万ドル (2)ZOLL社がPhilipsに対して支払う損害賠償額 :10・4百万ドル 同評決にたいしてZOLL社は、公正な判断が下され、同社の主張が認められたと判断している。 なお、Philipsの特許はすでに期間を満了しており、ZOLL製品の製造・販売に伴う金銭的な負担はなく、今後の業績への影響も軽微という。 |