2017年08月04日

日立と丸紅、宮城県で低炭素水素利活用 実証へ

【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：日立製作所、丸紅

日立製作所と丸紅の両社は4日、宮城県富谷市で低炭素水素サプライチェーンの構築に向けた実証を行うと発表した。環境省の「2017年度地域連携・低炭素水素技術実証事業」に採択されたことを受け、県が策定した「みやぎ水素エネルギー利活用推進ビジョン」に基づいて取り組む。 太陽光発電システムで発電した電力を水素に変換させ、水素を水素吸蔵合金（加圧すると水素を吸収する）カセットに貯蔵し、富谷市内にあるみやぎ生協店舗などに水素エネルギーを供給するサプライチェーン構築を実証する。 発電は同生協が持つ太陽光発電システムを利用して行う。太陽光などの再生可能エネルギーは気象条件などの影響を受けやすい。このため余剰電力を水素に変換して貯蔵するサプライチェーンの構築が注目されている。2017年8月から実証を行い、19年度中に成果をまとめる方針。