2017年08月10日
中外製薬、「アクテムラ」開発で英社から仲裁申立
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:中外製薬

中外製薬は10日、英国のMedical Research CouncilおよびLifeArc(旧Medical Research Council)からモノクローナル抗体「アクテムラ」の開発で英国法に基づく仲裁申立を受けたと発表した。
本来、仲裁は非公開の紛争解決手続きだが、今回、両者間の合意により開示することにした。
申立人は中外製薬に対して、ヒト化抗ヒトIL-6レセプターモノクローナル抗体「アクテムラ」の開発のさい締結した1990年8月15日付の研究協力契約に関して契約義務違反があると主張し追加のロイヤルティ支払いを求めている。
中外製薬は、申立人の主張は無効だと考えており、今後仲裁の場で積極的に反論していく方針だ。