2017年08月18日 |
理研、種子の寿命をコントロールする機構を解明 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:理化学研究所 |
理化学研究所は18日、環境資源科学センターの瀬尾光範ユニットリーダー、セルロース生産研究チームの持田恵一チームリーダーらの共同研究グループが、種子の寿命をコントロールする分子機構を解明したと発表した。 「プライミング」と呼ばれる種子処理後の種子の寿命の減少に、植物ホルモンの一種である「プラシノセテロイド」が関与することを明らかにした。 今後、このステロイドの内生量や働きを制御する薬剤を用いた新たなプライミング技術を開発することで、種子の流通・保存時のコスト削減などを実現し、種苗産業に貢献することが期待できる。 同研究成果はは英国のオンライン科学雑誌「Scientific Reports」(8月14日付)に掲載された。 |