2017年08月23日
東京農大と日立キャピ「グローバルGPA」取得
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:なし

東京農業大学と日立キャピタルグループの農事業会社、日立トリプルウィン(本社:東京都港区、宇都宮啓三社長)の両者は22日、農業管理の国際認証規格であるグローバルGAP(Good Agricultural Practice)認証を日本の農業私立大学として初めて取得したと発表した。両者の産学連携による成果としている。

グローバルGAPとは、欧州を中心に世界100カ国以上で導入されている農業に関する世界標準のこと。農業生産・取扱いにおける農産物の安全管理手法や労働安全、持続可能な農業を行うための環境保全型農業実践のためのチェック項目が具体的に定められている。農産物の世界的な流通にはグローバルGAP認定は必要な取引条件ともなっている。

東京農大では、次世代農業者を育成するための教育ツールとして活用していく方針。わが国は農業従事者の減少や食糧自給率の低下などが課題となっており、政府も日本農業の国際競争力強化に向けた取り組みに注力している。国内で同認証を取得している農業生産者数は現在約400。今後さらなる拡大が期待されている。