2017年08月28日

信越化学、米国でシリコーンの生産設備 増強

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：信越化学工業

信越化学工業は28日、米国のシリコーン子会社、シンエツ・シリコーンズ・オブ・アメリカ（SESA）のアクロン工場（オハイオ州）の生産能力を増強すると発表した。設備投資額は約24億円。2019年央完成の予定。 SESA社のアクロン工場では、成形用シリコーンゴムや接着・シール用液状シリコーンゴム、化粧品用シリコーン、自動車・電子部品用放熱シリコーンなど多様なシリコーン製品を生産している。今回はこれらの生産能力増強に加えてシリコーンエマルジョン生産設備を新設する計画だ。 信越化学は2014年以降、シリコーン事業に積極的な投資を行ってきた。タイ工場の生産能力増強および事業用地の取得、日本での設備増強、シリコーン電子材料技術研究所（群馬）での新棟建設など、直近4年間のシリコーン事業での累計投資額は650億円に達する。 SESAはアクロン工場のほかフリーポート工場（テキサス州）で機能性シランを生産している。2015年にはニュージャージー州にテクニカルセンターを開設するなど事業拡大に注力している。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1503899202.doc