2017年08月29日 |
大阪ソーダ、資生堂の医薬品精製機器子会社を買収 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:資生堂 |
大阪ソーダ(本社:大阪市西区、佐藤存社長)は29日、資生堂の全額出資子会社で医薬品の分析機器(カラム・装置等)事業を手がける資生堂医理化テクノロジー(本社:京都市、石野章博社長)の全株式およびクロマトグラフィー事業関連資産を買収すると発表した。買収額は10億円前後とみられ、年内にも取得する予定。主力の化学品事業が伸び悩むなか、成長分野と位置づける医療事業拡大を狙う。 一方、資生堂も同日、大阪ソーダへの医理化テクノロジー社の株式譲渡を発表した。グループの事業ポートフォリオを見直し、経営資源を主力事業に絞り込むことにした。 資生堂医理化テクノロジーは、本社を京都市南区に置き、1985年の設立。資本金1億円(資生堂100%)。分析機器の製造・販売事業を行っており、2016年12月期業績は売上高610百万円、営業利益・経常利益とも11百万円、当期純利益8百万円、1株当たり純利益4,341円だった。 |