2017年08月30日 |
富士フィルム新中計・19年度純利益1500億円めざす |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:富士フイルムホールディングス |
富士フィルムホールディングスは30日、2017~19年度の新中計「VISION 2019」を策定したと発表した。これまでの事業構造転換で確立した強靭な経営基盤から生み出す利益を効率的に活用し、最終年度の19年度には、売上高2兆6000億円、営業利益2300億円、最終利益1500億円といずれも過去最高達成をめざす。ROEは7.3%に引き上げる。戦略的なM&Aを行う投資枠として3年間で5000億円を設定し、さらなる売上高・利益の成長を実現する方針だ。 事業組織は「イメージング」「インフォメーション」「ドキュメント」の3ソリューションで構築。各事業を「収益力の向上」「さらなる成長加速」「未来を創る投資」の3つのステージに位置づけた。また収益力の向上によって未来の柱となる事業の育成・強化を図り、戦略的飛躍へつなげる。海外展開では既存事業で築いた販売基盤を強化しながらヘルスケア製品や新規高機能製品などの海外展開加速を図る方針だ。 <ソリューション別業績目標>(2019年度) (1)イメージング・ソリューション(フォトイメージング、電子映像・光学デバイス) ◇売上高3800億円 ◇営業利益450億円 ◇営業利益率11.8% (2)インフォメーション・ソリューション(ヘルスケア、高機能材料ほか) ◇売上高11200億円 ◇営業利益1250億円 ◇営業利益率11.2% (3)ドキュメント・ソリューション(オフィスプロダクト・プリンター、インクジェット他) ◇売上高11000億円 ◇営業利益950億円 ◇営業利益率8.6% |